「アウトドアや旅を楽しみたいけれど、テントを張るのは大変そう…」「天候に左右されずに、もっと気軽に自然を感じたい」そんな方に入門としてぴったりなのが「車中泊」です。車中泊は、鍵がかかる安心感と、エアコンや電気が使える快適性を備えた「もっとも手軽なアウトドア」と言えます。特別なカスタムカーがなくても、普段乗っている軽自動車でも十分に始められます。この記事では、初心者だった私が一歩踏み出した様子と最低限必要な準備をステップで紹介します!
プレシニアでも楽しめる車中泊
50代、軽自動車で車中泊デビュー
私が本格的な車中泊を始めたのは50代になってから。もともと憧れはあったものの家族が多い時は車が小さすぎて車中泊向けではなかったため経験していませんでした。子供が巣立って夫婦2人になったところで車を買い替えたのがきっかけです。買い替えた車は軽自動車の「スペーシアギア」です。軽自動車で車中泊?と思われるかもしれませんが我が家には十分な大きさです。ちなみに身長162㌢と152㌢の夫婦と4㌔のチワワ1頭で寝ています。
初めての車中泊はキャンプ場のオートサイトで
最初に泊まったのは県内のキャンプ場のオートサイトです。近場でゆっくりしたかったのともし眠れなくても翌日すぐ帰れるようにです。また、キャンプ場を選んだのはトイレや炊事場があることも理由です。この軽自動車で快適に過ごせるか、半信半疑でした。オートサイトでタープを広げ日中はバーベキューをしたり犬と散策したりしてまったり過ごしました。温泉付きのキャンプ場でしたので夕方温泉に入る前に車の中をリビングモードに切り替えます。シートを倒してフルフラットにしたあと段差解消クッションを設置します。そのうえに長座布団とキルティングを広げてワンコ用ベッドを置いたら出来上がりです。温泉に入ったあとは涼しい風に吹かれながら夕日を見ました。夜8時過ぎには車の中へ引き上げゴロゴロしながら早めの就寝。ワンコが何回か動き回った時以外ぐっすりと眠れ、翌朝は早くに起きて生まれて初めての朝日をみました。夕日とは違ってまたきれいでした。心配していた眠れない、体が痛くなるなども無く美味しく朝食をいただき帰ってきました。
車中泊のための準備
最初に揃えたほうがいいもの
車中泊には最低限揃えておきたいいくつかのグッズがあります。私が一番押さえてほしいのは段差解消クッションです。一部の商用車などを除いてシートをいくらフルフラットに倒しても結構な段差が出来るものです。そのままでは到底安眠など出来ません。これを平らな寝心地のいい空間にしてくれるのが段差解消クッションです。ネットを探すと各車種ごとにぴったりのサイズがいろいろとでています。いろいろな車兼用のものより自分の車にぴったりあった専用のものの方がより快適な空間になります。
段差解消クッションを設置すると平らにはなりますがまだ小さいスキマがあるのでその上に敷きぶとんのかわりになる物を敷きます。我が家は普段家で使用している長座布団を持っていくのですがこれから購入するという方におすすめなのはニトリのお昼寝マットレスです。コンパクトに折り畳めて幅も小さいため車内に広げることができます。この上にキルティングのシートを敷いていますがこれはなくても大丈夫です。掛ふとんは春秋は寝袋を開いて使用しています。夏は使いません。真冬はまだ車中泊をしたことがないのですが11月にでかけた際は家で使っている羽毛布団をコンパクトにパッキングして持っていきました。
次に案外困るのが眠る時の手荷物の置き場です。7人乗りなど大きめの車の方は余裕があるでしょうが我が家は軽自動車なので収納場所がありません。そこで大活躍しているのが天井から吊り下げるネットです。これも各車種につけられるものがたくさんあります。移動時には取り外しているので天井いっぱいの大きめのものを設置しています。脱いだ上着や洗面道具、リュックやワンコグッズなど放り込んで広さを確保します。
そして欠かせないのは窓に設置する遮光シートです。周囲の視線や光を遮ることで居心地が格段にアップします。これを設置することで車中での着替えも可能になります。また、キャンプ場でなくRVパークなどでは隣との距離が近いこともあり、人目が気になりくつろぎにくいなどということも解消してくれます。遮光シートもネットを見ると車種別に窓にぴったりのものがたくさんあります。我が家では節約モードで車中泊をはじめたこともあり手作りしました。百均でアルミシートを購入し窓の形に合わせて切ったものに磁石をつけて貼っています。真冬に断熱を兼ねるとなると心もとないですが、遮光とプライバシーを守るには十分です。
車内で使えるライトも小さめで充電式のものを用意しておくことをおすすめします。あまり大きいとじゃまになります。明るさは調整出来るものがあればベストです。個人的には昼間のように明るくなるものより手元がぼんやり確認できる程度のものが好みです。今使っているものはダイソーで200円で購入したライトです。磁石内蔵で車体に貼り付けることもでき、カラビナが付いているので天井ネットにぶら下げても使えます。USB充電式で大きさは手のひらに乗るサイズです。キャンプ用ギアを探せばもっと高性能のライトもたくさんありますが我が家にはこれで十分です。
あると快適さが上がるおすすめグッズ
真っ先におすすめしたいのはポータブル電源です。電気を使えることで快適さに差が出ます。我が家はもともと防災用にポータブル電源をもっていたのでそれをつかっています。まず暑さ寒さへの対策ができます。キャンプ場のオートサイトもRVパークも基本的にはアイドリング禁止のところが多いので車のエアコンは使えません。5月〜10月くらいは小型扇風機を持って行って回しています。最近は夏が長いので昼間はこのくらいの期間まで扇風機があるとゆったり過ごせます。そして3月や11月などになると昼間は過ごしやすく快適なのですが夜の車内が冷えてきます。そこで電気毛布の出番です。車内をフラットにした時にキルティングの下に敷いています。これがあると夜間の居心地が格段にアップします。もちろんスマホの充電もできます。
さらにポータブル電源を手に入れたらおすすめなのは電気ケトルです。キャンプ場での車中泊のみを考えているのなら、火を使えるので無くても困らないと思います。ただしRVパークなどでも車中泊される場合は火の使用を禁止されている所も多いので電気ケトルがあることで温かい食事ができるようになります。
車内にあると便利なのはちょっとしたテーブルです。広めの車なら眠る時に畳まなくてもいいサイズを用意すると夜中スマホや飲み物を置いておけます。軽自動車では出来れば折りたたみにして眠る時は撤収するスタイルで場所を確保します。我が家では後部座席の後ろに作り付けのデーブルを設置しています。YouTubeを見てDIYで作成しました。板やネジはホームセンターで塗装用品は百均で揃えました。幅20㌢くらいのちょっとした棚のようなテーブルですが昼間はコーヒーを飲んだり扇風機を置いたりして使い、眠る時はポータブル電源をのせてスマホを充電したり飲み物やメガネを置いたりしています。
初めての車中泊にはキャンプ場のオートサイト
先にも書きましたが、初めて車中泊する方にはキャンプ場のオートサイトの利用をおすすめします。キャンプ場だと火が使えるのでポータブル電源なしでも食事が出来ます。バーベキュー施設が併設されている所も多いので食事の用意のハードルが下がります。朝食はパンやコーヒーを用意しておけば簡単に済ませられます。さらにトイレはもちろんシャワー設備も整っているので快適に過ごせます。最近は温泉がついていたり、近くにあるところも増えているのでゆっくり温泉に浸かるのもいいかもしれません。
まずはトライ!
車中泊に本当に必要なのは眠る時のグッズだけです。まずはそこの部分を準備してトライしてみてはいかがでしょうか。そのほかのグッズはあれば楽しみが広がり、快適になるというものです。何回か繰り返し車中泊することで自分に必要なものも見えてくるでしょう。この夏はキャンプ場へ出かけてみませんか?

